NPO 住まいの相談西いぶり

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住まいの相談西いぶりとは Q&A

Q1 地域(関連市町村)の空き家状況について(数字ではなく、商店街や街の雰囲気など)。現状と課題。

3市3町によりそれぞれ事情が異なり、室蘭市では急激な人口減と傾斜の地形から空き家が長く放置され危険度が問題になり、伊達市に於いては温暖な気候から移住定住者が集まりビジネス的に流通が成立しています。地域により様々です。

Q2 道では市町村に対し、空き家対策を強化していくとのことですが、「住まいの流動化」の観点から、NPO「住まいの相談西いぶり」として、どのような活動で関わっていかれますか?

各市町に於いてそれぞれ空き家バンクが設立されています。現在はまだ出来ていませんが情報を共有し、地域の工務店等と連帯したいと考えています。

Q3 「建物の価値再生」について、古民家、古材、あるいは地域の価値ある資源などの活用、道の施策にもある職員住宅や廃校などの有効活用など、今後会として思い描いているアイデアなどをお聞かせください。

具体的には、戦後国の施策で進められた不燃化住宅としてのコンクリートブロック(CB)住宅に外断熱を施しCBを蓄熱体として活用するプロジェクトの準備を進めています。壊すとゴミ、活かせば資源です。

Q4 伊達市をはじめ、登別、洞爺湖町などのエリアは世界的にも有名な観光地です。景観の面からもまちづくりに取り組まれる抱負と課題について、お聞かせください。

洞爺湖町など国立公園内にはバブル時代に建てられた放置別荘が多く取り残されています。ニセコからの流れで現在注目を集めていますが、使用に耐えうる建物は少ない状況にあります。建築の専門家集団として再価値の道を計り、国立公園の景観形成に対しても取り組んで行きます。

Q5 2年前には胆振地方で大きな災害がありました。防災の観点から、住宅のリフォームや建物診断など、専門家の集団として地域住民に貢献できることは?

住まいとして一番大切な事は安全・安心であることですが、1980年前の建物は耐震性が足りていません。また、断熱に於いても乏しいものがあります。
その対応策として耐震・断熱同時改修の施工法が確立されています。
性能向上としてのイノベーションを進め、財産価値が向上する健康住宅を提案して行きます。